さんさん プラス 9月号
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腸と脳は、神経や血流、ホルモンなどを介してつながっています。ストレスで便秘や下痢になったり、おなかの調子がすぐれないと気分が沈みがちになるのは、「脳腸相関」といわれる関係に起因しているためです。 腸には、有害な菌などが腸から体の中に入り込まないように守るバリア機能があります。ストレスなどが原因で腸内環境が乱れるとバリア機能が低下し、有害物質が体内に入り込むことで全身が軽度な炎症を引き起こした状態になります。それが血液を介して脳に伝わると、脳内での炎症状態にもつながることが最新の研究でわかってきました。 慢性的な脳の炎症による病気のひとつが認知症であると言われています。 認知症の6割を占めるアルツハイマー病は、脳内が炎症を起こしている状態。この炎症を抑制することで認知機能の改善がみられることが近年報告されています。これに対し、森永乳業は、脳内の炎症をしずめる作用があり、認知機能を改善するはたらきがあるビフィズス菌を発見しました。さまざまな特性があることがわかってきたビフィズス菌の今後の研究に、どうぞご期待ください。腸と脳は深い関係ビフィズス菌で炎症を抑制腸と脳の深~い関係腸の不調の情報が抑うつや不安を誘発ストレスが腸のはたらきを悪化させる   脳腸2ビフィズス菌のはたらきは?・腸管のバリア機能を高める酢酸などの短鎖脂肪酸を作ります。・腸のぜん動運動を促して排便しやすくします。さまざまなビフィズス菌ビフィズス菌はそれぞれ特性があります。整腸作用があるBB536や、赤ちゃんのおなかに多くすんでいるM-16V、脳にはたらきかけて記憶力を維持する作用があるビフィズス菌などがあります。お話をうかがった方:森永乳業株式会社 基礎研究所所長 清水金忠ストレスを感じるとお腹の調子が悪くなるという経験はありませんか。これは、脳と腸が密接につながっている「脳腸相関」という関係があるためです。森永乳業の最新の研究では、ビフィズス菌が脳と深~い関係にあることがわかってきました。『ヒトの腸内にすむビフィズス菌であること』を大切に、研究を続けています。第一特集腸内細菌乳酸菌やビフィズス菌などビフィズス菌のさまざまな力とはたらきビフィズス菌の力

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