▼加齢による物忘れと認知症による物忘れの違い次のサインを目安にしましょう。3※出典:日本神経学会監修「認知症疾患診療ガイドライン2017」政府広報オンライン「もし、家族や自分が認知症になったら知っておきたい認知症のキホン」より抜粋認知症は急に発症するものではありません。時間をかけて徐々に炎症が蓄積していき、物忘れが増えて周囲の人が異変に気づき、生活に支障が出るという過程をたどります。年齢を重ねると、「あれ」「これ」などとモノの名前がスムーズに出てこなくなったり、昨日の夕食メニューをすぐに思い出せないことが多くなっていきます。これは加齢による普通のこと。では、認知症とはどのようなものでしょうか。5つの質問加齢による物忘れ体験したこと朝ごはんのメニューなどのもの忘れの自覚探し物支障症状の進行一部を忘れる自分で努力して見つけようとする普通に生活できる極めて徐々にしか進行しないすべてを忘れる(朝ごはんを食べたこと自体など)あるいつも探し物をしている。盗まれたなど、他人のせいにすることがある支障が出てくるない進行する日常生活への日本語と脳腸相関の関係:日本語には、「腹落ちする」「腹が立つ」など、“お腹(おなか)”を引用し、心の状態を表現した言葉がたくさんあります。この言葉のように、実際に脳(心)と腸(おなか)は密接に関係し、影響を与えています。物忘れを自覚し始める段階(SCD)認知症による物忘れもの忘れによるミスが増え、周囲の人が気づき始める状態(MCI)ここで気づき、生活改善や投薬を行うと上記の項目に気をつけて生活習慣の改善などを行うことで、認知症の3分の1は予防できる可能性があります。出典:Livingston G,et al. The Lancet,2017発症リスクを減らすためにここまでが認知症予防のための大切な時期。16~44%(年間)※の人が正常にまで回復するというデータが報告されています。認知症になるまでのプロセス楽しいコミュニケーション(会話、笑うなど)健常者いつまでもすこやかに暮らすためのアドバイス適度な運動(ウォーキングなど)十分な睡眠40代から気を付けたいことバランスの良い食事、腸活認知症へ認知症と加齢による物忘れは違うの!?
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