さんさん プラス 10月号
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も大腸と小腸がありますね。胃の次に小腸、大腸、肛門とつながっており、小腸と大腸で見た目はだいぶ違います。はたらきも違うのでしょうか?きく違います。まず小腸の役割は、口から入ってきた食べ物を消化し、含まれている栄養素を吸収すること。食べ物に含まれる栄養素はほとんど小腸で吸収されます。一見コンパクトに収まっていても、長さは6メートルほどあり、ヒダやくぼみがたくさんある粘膜を平たく伸ばすと、表面積はなんと約20平方メートルもあるのです。和室なら12畳分ですね!5メートル程度で、小腸の4分の1くらいの長さです。名前とは反対に、本当は小腸のほうが大きいのですね。消化された食べ物の残りカスから水分を吸収し、便をつくることです。1日分の食べ物に含まれる水分と消化液を合わせると約9リットルになります。大腸は水分を吸収しながらその残りカスを「ぜん動運動※2」によって出口(肛門)に向けて進めていきます。このぜん動運動がうまくいかないと、下痢や便秘など排便のトラブルが起こってしまうわけです。大腸先生 イトー 大腸先生 一方、大腸は約1・大腸のはたらきは、イトー 大腸先生 イトー 大腸先生 イトー スムーズなお通じのポイントは大腸にあるわけですね。そうです。それから、小腸と大腸とでは腸内細菌にも違いがあります。腸の中にいる善玉菌として乳酸菌とビフィズス菌が知られていますが、ビフィズス菌がいるのは大腸で、小腸にはほとんどいません。どうしてですか?ビフィズス菌は酸素が苦手なので、より酸素の少ない大腸の中にいるのです。乳酸菌は乳酸をつくりますが、ビフィズス菌は乳酸に加えて酢酸もつくります。酢酸は大腸の壁を刺激することで動きを良くし、悪玉菌の繁殖を抑える効果もあります。大腸ではたらくのはビフィズス菌。覚えておきます!大腸先生イトー 大腸先生 イトー に聞く腸とひとくちにいってはい、はたらきは大なが~い友だちの学校腸腸 は4教えてくれる先生 : 大腸先生(森永乳業ヘルスケアスペシャリスト※1)聞き手:イトー君(そろそろ大腸が気になる年頃。健康長寿を願って大腸のことを勉強中)小腸の役割は栄養素の吸収大腸と小腸。はたらきはどう違う?下痢や便秘は大腸に原因が20平方メートルも? ※1 ヘルスケアスペシャリスト:健康や栄養のことをわかりやすく伝える活動をしている森永乳業ベテラン研究員大腸先生イトー小腸と大腸でははたらきが違います。大腸は小腸の4分の1ほどの大きさですが、スムーズなお通じのためには大腸の腸内環境を良好にすることが大切です。※2 腸内で、収縮と弛緩をくりかえして腸の内容物を先に押し出していく運動。はたらく

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