さんさん プラス 6月号
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玉菌がいますね。なぜ「善玉」「悪玉」と呼ばれるのですか?てプラスになる細菌が善玉菌で、反対に健康リスクを高めてマイナスになるものが悪玉菌と分類されています。どちらも腸の中でエサを食べて代謝産物を出すのですが、善玉菌は乳酸や酢酸など人間の健康に役立つ物質をつくります。一方、悪玉菌はアンモニアなど有害な物質をつくることで、便秘や肌あれなどの不調を引き起こしてしまいます。からだのためには腸内環境を整え、善玉菌を増やすことが大切です。両者はシーソーのような関係で、善玉菌が増えると悪玉菌が減り、善玉菌が減ると悪玉菌が増えます。善玉菌にはビフィズス菌と乳酸菌がありますね。この2つの菌はずいぶん違うと聞きましたが、どう違うのでしょう。います。乳酸菌は小腸にたくさんいますが、ビフィズス菌は小腸にはいません。それは酸素に弱いからです。さらにヒトが消化できない食物繊維を好むビフィズス菌は、酸素がほとんどなく、食物繊維が豊富な大腸にすんでいます。大腸には、乳酸菌の約1000倍※1もビフィズス菌がいることがわかっています。大腸の善玉菌のビフィズス菌と乳酸菌の割合は、99・9%がビフィズス菌で、乳酸菌は0・1%※1ということですか?イトー 大腸先生 イトー 大腸先生 まず、いる場所が違その通りです。はたらきも違いますよ。乳酸菌はその名の通り、乳酸をつくります。ビフィズス菌も乳酸をつくりますが、「酢酸」というからだに良い物質もつくってくれます。酢酸にはどんなはたらきがあるのですか?まず大腸の壁を刺激することで大腸の動きを良くし、排便回数を増やします。つまり、便通を改善する作用が期待できます。また悪玉菌の活動を邪魔し、増殖を抑えることで腸内環境を整えてくれます。ビフィズス菌にはさらに種類によっては、花粉、ホコリ、ハウスダストによる鼻の不快感を軽減する機能や、認知機能の維持が期待できるものもあります。同じ善玉菌でも大腸ではたらくのはビフィズス菌なのですね。よく覚えておきます!イトー 大腸先生 イトー 教えてくれる先生 : 大腸先生(森永乳業ヘルスケアスペシャリスト※2)聞き手:イトー君(そろそろ大腸が気になる年頃。健康長寿を願って大腸のことを勉強中)大腸先生イトー 大腸先生 に聞く腸の中には善玉菌と悪宿主の人間にとっなが~い友だち 3はビフィズス菌と乳酸菌はどう違う?大腸はビフィズス菌が活躍する場所酢酸をつくるビフィズス菌大腸先生イトー※1 出典:Ogata et al.,Microbial Ecology in Health and Disease.1999 11(1):41-46 乳酸菌を旧Lactobacillus属とした場合※2 ヘルスケアスペシャリスト:健康や栄養のことをわかりやすく伝える活動をしている森永乳業ベテラン研究員腸の中にすむ善玉菌と悪玉菌。特に大腸には、善玉菌のひとつ、ビフィズス菌が多くすんでいるそうです。腸の中でどのような働きをしているのか、学んでいきましょう。のの学校学校腸腸はたらくはたらく

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