(**(*7)gHmm量化変圧血)gHmm量化変圧血科学研究所所長が、文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞しました。ペプチドの研究を続けていく中で、乳由来のペプチドには様々な機能性が期待できることに着目。大人の健康課題の一つである、高めの血圧を下げるペプチドを開発することが、次の大きな目標となりました。「トリペプチドMKP®のように、3つのアミノ酸がつながったペプチドは理論上は約8,000種類ありますが、そのなかから機能性があるものを見出すためには、多大な時間と労力を要します」と教えてくれたのは、素材応用研究所の湯田マネージャー。試験管内で効果があってもヒトでは効果を示さないものもあり、研究の道のりは険しいものでした。しかし、長年培ったペプチド製造のノウハウを生かし、チーム一丸となって研究を推進。研究データを蓄積し、安全性や有効性を検討した結果、トリペプチドMKP®含有たんぱく質分解物には、高めの血圧(収縮期血圧)を下げる効果が確認されたのです。森永乳業ではトリペプチドMKP®の新たな可能性についても研究を進めています。血圧上昇物質を作る酵素(ACE)が認知機能にも影響を与えるという事実に着目し、認知症ではない中高年男女にトリペプチドMKP®を含むたんぱく質分解物を1日1g、24週間継続して摂取してもらうヒト試験を実施。その結果、認知機能の一部である見当識(時間、場所、人を正しく認識する力)を改善する可能性が示されました。これからもペプチドの持つ可能性を見出し、大人の健康課題解決に役立てていきます。長年の研究で大人の健康をサポートする機能を発見超高齢化社会の課題を解決認知症ではない中高年男女94名(MKP摂取群51名、プラセボ摂取群43名)の結果を示しています。*: P < 0.05 対プラセボ摂取群出典: Clinical Interventions in Aging 15 (2020): 743–754.より作図0.200.150.100.050.000W認知機能の一部である見当識(時間・場所・人を正しく認識する力)をサポート!トリペプチドMKP®を含むたんぱく質分解物を1日に1.0g、24週間摂取するとMKPを含まないプラセボに対して見当識スコアが有意に改善しました。※数値が高い程、結果が悪い (間違いが多い)24WトリペプチドMKP®を含むたんぱく質分解物を1日に0.5g、12週間摂取するとMKPを含まないプラセボに対して収縮期血圧が有意に低下しました。血圧が高めの方(収縮期血圧130-139 mmHgまたは/かつ拡張期血圧85-89 mmHg)61名(MKP摂取群31名、プラセボ摂取群30名)の結果を示しています。*: P < 0.05 対プラセボ摂取群出典: 薬理と治療 46.4 (2018): 529–537.摂取前の血圧が正常高値血圧の方を対象に実施※P < 0.05 vs placebo 出典:薬理と治療,46巻4号,529-537(2018)研究レビュー採用論文のデータから抜粋。摂取前の血圧が正常高値血圧の方を対象に実施※P < 0.05 vs placebo 出典:薬理と治療,46巻4号,529-537(2018)研究レビュー採用論文のデータから抜粋。摂取12週目の収縮期血圧変化量(正常高値血圧者)プラセボMKPプラセボMKP●摂取24週間での見当識スコアの推移見当識スコア(点)森永乳業のペプチド研究開発技術を結集した機能性素材です。お役立ていただければ嬉しいです!素材応用研究所湯田マネージャー皆様の健康に少しでも高めの血圧を下げる!ペプチドとはペプチドとは、2個以上のアミノ酸が結合した化合物のこと。たんぱく質が体内で分解される過程で、体内酵素の作用によりペプチドが生じ、さらに分解されるとアミノ酸になります。森永乳業では、原料の乳たんぱく質を食品用酵素で分解し、乳ペプチドを製造。良質な栄養源として、また機能性素材として、様々な商品に配合しています。摂取12週目の収縮期血圧変化量(正常高値血圧者)●摂取12週目の収縮期血圧変化量(正常高値血圧者)大人の健康をサポートするトリペプチドMKP®
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