さんさん プラス 11月号
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レで自分の便を見ていますか?ものとはいえ、あまりじっくり見たいとは思いません(笑)。流す前にぜひ確認するクセをつけてください。便はからだからの「お便り」なんです。腸内環境を知るための重要な手がかりになります。悪玉菌が増えると下痢や便秘といったトラブルが起こりやすくなる原因にもなり、便の状態も悪くなります。うな便が理想的でしょうか?す、腸内細菌からできていて、色、形、ニオイで状態を判断できます。健康的な便はやや黄色味を帯びた茶色で、バナナのような形状をしていて、70~80%は水分です。この水分量が90%以上になると下痢状の便になり、逆に60%以下になるとウサギのフンのように硬くてコロコロした便になってしまいます。やはりくさいと良くないのですか?細菌に影響されるため、大切なチェックポイントになります。悪玉菌が増えると便はくさくなります。悪玉菌が異臭を放つ物質をつくり出すためです。一方、ビフィズス菌などの善玉菌が多くなると悪臭がおさえられると考えられています。回数はどうでしょうか。いい便が出ていても、毎日お通じがなければ問題ですよね?イトー 大腸先生 イトー はい。ニオイも腸内大腸先生 イトー 大腸先生 イトー いえ、「慢性便秘症診療ガイドライン2017」によると、便秘とは「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」とされています。つまり2~3日に1回でも、バナナ状の便が出るなら問題ありません。とはいえ、排便回数が少ないと便が硬くなるので、バナナ状の便を出すのが難しくなります。できれば毎日お通じがあるほうがいいですね。量は1日200グラム程度、バナナ1本分が理想です。なるほど!理想的な便が出ていれば、腸内細菌のバランスが良く、腸の働きも正常ということになります。右のページにある「からだサポート日誌」を利用して、ぜひ自分の毎日のお通じをチェックしてみましょう。はい、チェックします。自分の便をチェックしよう腸内環境とお通じの関係毎日お通じがなければダメ?教えてくれる先生 : 大腸先生(森永乳業 ヘルスケアスペシャリスト※1)聞き手:イトー君(そろそろ大腸が気になる50代。健康長寿を願って大腸のことを勉強中)大腸先生大腸先生 イトー 大腸先生 イトー 大腸先生 に聞くイトーくんは毎日トイいやあ。自分が出したそれはいけません。わかりました。どのよ便は、水分と食べかなが~い友だち3は大腸先生イトーご自分の便をチェックしたことはありますか?便は、健康のバロメーター。便の状態を知ることで、腸内環境もわかるようになります。どのようなチェックが必要なのか、ご紹介します。※1 ヘルスケアスペシャリスト:健康や栄養のことをわかりやすく伝える活動をしている森永乳業ベテラン研究員のの学校学校腸腸はたらくはたらく

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