sansan_plus_2023_01(1月号)
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「極低出生体重児・超低出生体重児」生児集中治療室)や小児科など通常、生まれたばかりの赤ちゃんの腸内フローラは、ほとんどがビフィズス菌です。ビフィズス菌は、感染症から身体を守るなど、赤ちゃんの健康をサポートする大切な働きを持っています。しかし、極低出生体重児または超低出生体重児と呼ばれる、小さく生まれた赤ちゃんは、腸管が未発達のため、ビフィズス菌がなかなか定着しません。そこで森永乳業では、病院や大学と共同研究を進め、赤ちゃんのおなかのためのビフィズス菌M-16Vを独自に開発。小さく生まれた赤ちゃんをサポートするため、20年以上前から全国のNICU(新に無償提供を行い、現在では国内外合わせて150以上もの施設で使われています。2012年にはオーストラリア、さらにニュージーランド、シンガポールのNICUへ広まるなど、世界中の赤ちゃんの健康を守るために役立てられています。M-16V」を独自に開発し森永乳業では、長年のビフィズス菌研究のなかで、赤ちゃんの健康を第一に考えた「ビフィズス菌てきました。身体機能が未発達な、小さく生まれた赤ちゃんに提供されるため、あらゆるリスクを取り除かなくてはなりません。おそらく、世の中でもっとも高い品質が必要となる製品の一つなのではないかと思います。近年では海外からも関心を「ビフィズス菌M-16V」赤ちゃんの健康をサポートするビフィズス菌M-16Vを無償提供  6研究本部素材応用研究所菌体研究室佐藤 洋平森永乳業のサステナビリティの取り組み その❿国内外合わせて150以上の施設に提供とは?出生児の体重が1500g未満を極低出生体重児、1000g未満を超低出生体重児と呼ぶ。新生児集中治療室(NICU)で24時間態勢の治療とケアが必要。胃腸が健全に働くようになりミルクがたくさん飲めるようになりました!感染症のリスクが減りました!医療現場からうれしい声が続々!森永乳業のサステナビリティ世界の赤ちゃんを救うビフィズス菌を研究しています特集その❿赤ちゃんの腸内環境をすこやかに小さく生まれた赤ちゃんを守る

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