さんさん+ 23年2月号 電子ブック
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活」とい 最う言近「葉を腸よ活く」耳や「にす大る腸ようになりましたね。のは、腸内環境を整えることで健康を維持し、すこやかに毎日を過ごすことです。大腸は単に「便をつくる器官」ではなく、たくさんの細菌がいて、体にいい物質や有害な物質をつくっています。腸内環境が乱れて悪玉菌が増えると有害物質が多くなり、下痢や便秘だけでなく全身に不調が表れるようになります。どうなるのでしょうか?ビフィズス菌がつくる短鎖脂肪酸は健康にいい作用をします。まず、腸内を酸性に保つことで大腸の動きを良くし、悪玉菌の活動を抑制します。ビフィズス菌には葉酸などビタミンB群をつくる働きもあるんですよ。腸内環境を整えることは全身の健康につながるんですね。 大腸活はどのようなことを行えばいいですか? ストレスや不規則な生活で腸内環境は悪化します。規則正しい生活と十分な睡眠を心がけ、上手にストレスを解消しましょう。食事では「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」を摂ることです。 たしかプロバイオティクスというのはビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌のことで、プレバイオティクスは、その善玉菌を育てて増やすために必要なエサとなる食品成分のこと、でしたね。 その通りです。善玉菌の代表として知られているビフィズス菌は一般の食品には含まれていませんが、「ビフィズス菌入りのヨーグルト」やサプリメントで摂ることができますよ。一方、善玉菌のエサになるプレバイオティクスは、オリゴ糖や水溶性食物繊維です。水溶性食物繊維は海藻、オクラ、もち麦などに、オリゴ糖はリンゴ、バナナ、タマネギなどに多く含まれています。 運動も役立ちますか? もちろん。腸腰筋や大腰筋などのインナーマッスルを鍛えるとともに、おなかの周りに刺激を与えることで、大腸の動きが良くなります。ウォーキングなどの有酸素運動も血行を良くして腸内環境の改善に役立ちますよ。 大腸活はいいことばかりですね!ぜひ取りくみます。イトー大腸先生イトー大腸先生イトー大腸先生イトー腸内環境は全身の健康にも通じるなぜ「大腸活」が必要なの?プロバイオティクスとプレバイオティクス教えてくれる先生 : 大腸先生(森永乳業 ヘルスケアスペシャリスト※1)聞き手:イトー君(そろそろ大腸が気になる50代。健康長寿を願って大腸のことを勉強中)大腸先生イトー大腸先生イトー大腸先生に聞く 腸活や大腸活という 善玉菌の代表であるなが~い友だち3は 逆に善玉菌が増えると大腸先生イトー自分の腸を気遣っていますか? 腸は24時間眠ることなく働いているとても大切な器官です。これからもすこやかにいるために何をすればいいのか、「大腸活」についてご紹介します。※1 ヘルスケアスペシャリスト:健康や栄養のことをわかりやすく伝える活動をしている森永乳業ベテラン研究員のの学校学校腸腸はたらくはたらく

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