2骨を強くするカルシウムとマグネシウムの吸収を促進!ミルクオリゴ糖は、カルシウムやマグネシウムと一緒に摂ると、それらの吸収を促す効果があることがわかっています。ミルクオリゴ糖(ラクチュロース)で、素材応用研究所バイオプロセス研究室境 洋平皆様の健康を支えていきます。その⓭137 森永乳業は、1960年にミルクオリゴ糖(ラクチュロース)入り育児用ミルクを発売しました。以後、現在に至るまで森永乳業の育児用ミルクにはミルクオリゴ糖(ラクチュロース)が欠かせない成分となっています。また、より多くの人に幅広く摂ってもらいたいという想いから、加工しやすい粉末化に成功。粉末状ミルクオリゴ糖(ラクチュロース)は空気中の水分を吸着しにくく、錠剤や顆粒に加工しやすいため、健康食品に配合されるなど用途が広がっています。おなかを起点に、健康を支える縁の下の力持ちとして、多くの人が笑顔で過ごせるよう、安全でおいしいミルクオリゴ糖(ラクチュロース)の開発にこれからも取り組んでまいります。森永乳業のサステナビリティの取り組み SDGs:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)は持続可能でより良い世界を目指す国際目標。国連が定めた17の目標と169のターゲットから構成されています。ミルクオリゴ糖は、胃や小腸の消化酵素で分解されることがなく、しっかりと大腸まで届くのが特徴のひとつです。ビフィズス菌はミルクオリゴ糖を栄養源としてどんどん増殖して、腸内のビフィズス菌を約2倍に増やす力が確認されています。ビフィズス菌が増えることで悪玉菌が減少して腸内環境が良好になり、おなかの調子が良くなります。※2 Microorganisms 2022, 10(9), 1719※3 ミルクオリゴ糖(ラクチュロース)は高用量摂取すると腸内の浸透圧が高まり、便の水分量が増え、便がやわらかくなり、便のかさが増えます。この作用を利用して、便秘薬としても使われています。※GMP:Good Manufacturing Practiceの略。製品の「安全」と「一定の品質」が保たれるように定められた製造に関する規則とシステムのこと。サステナビリティって何?サステナビリティ(Sustainability)は「持続可能性」という意味の言葉。環境や社会などの基盤を守ることで、次の世代も含め人々が安心して暮らせる世界を作っていく取り組みです。出典: Beneficial Microbibes 2019,10(6), 629-639 を元に作成オリゴ糖の中で唯一便秘薬などにも使われているよ※3!腸内のビフィズス菌数(億個/便1g)p<0.000140302010対照群ミルクオリゴ糖(ラクチュロース)Column森永乳業の富士工場は国内唯一のラクチュロース(ミルクオリゴ糖)製造工場です(※1)1960年、森永乳業は世界で初めてミルクオリゴ糖(ラクチュロース)入りの赤ちゃん用粉ミルクを発売。1996年には、それまではシロップの状態で流通することが多かったミルクオリゴ糖の粉末化に成功しました。現在は、特定保健食品(トクホ)や機能性表示食品などの一般食品への活用のほかに、医薬品の原料としても国内外に向けて販売しています。高い品質を保つために、医薬品GMP※という非常に厳しい品質管理のもとで、安定した製造に取り組んでいます。※1 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ(2023年4月時点)ミルクオリゴ糖の上手な摂り方ビフィズス菌のサプリメントと一緒に摂るのがおすすめです。毎日摂ることでビフィズス菌が増え、腸内環境が良好になるとの報告※2があります。ミルクオリゴ糖が入っている清涼飲料やシロップもあるので利用するのも良いですね。砂糖のかわりとして飲み物などに使うのもおすすめです。ただし、摂りすぎるとおなかがゆるくなる場合もあるので注意しましょう。腸内のビフィズス菌が約2倍に増える!おなかにどんなサポートをしてくれるの?
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