さんさん プラス 8月・9月号
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は2※1大腸先生イトー 大腸先生 イトー 大腸先生 に聞く最近、「腸内フローラ」フローラとは「植物人間の細胞は約37兆個腸内細菌は人間が食なが~い友だちという言葉をよく耳にしますが、どういう意味ですか?相」や「お花畑」という意味です。腸の中には数十兆個もの細菌がいて、顕微鏡で見るとお花畑のように見えるので、腸内細菌叢を腸内フローラと呼びます。だそうですが、腸の中にも多くの細菌がいるんですね!べたものをエサとして発酵・分解を行い、さまざまな物質を作ります。悪玉菌はアンモニアなど、からだに悪い物質を作る菌、善玉菌は乳酸や酢酸など体に良い物質を作ってくれる菌のことをいいます。善玉菌というとビフィズス菌や乳酸菌ですね。を良好に保つにはビフィズス菌が欠かせません。腸のぜん動運動を活発にして便秘を防ぎ、腸内を酸性にして悪玉菌を増えにくくします。生後間もない赤ちゃんの腸にいる細菌はほとんどビフィズス菌なんですよ。どうして赤ちゃんの腸にはビフィズス菌が多いのでしょうか?ちゃんは母乳を飲んで育つでしょう。この母乳に含まれているオリゴ糖はビフィズス菌の大好物なのです。イトー 大腸先生 イトー 大腸先生 はい。腸内フローラ生まれたばかりの赤イトー 大腸先生 イトー 大腸先生 イトー では母乳以外のものも食べるようになると、ビフィズス菌は減ってくるのですか?そうですね。食べ物と一緒にいろいろな菌が入ってきて、ビフィズス菌の比率が下がってきます。特に高齢になるとビフィズス菌が減り、悪玉菌が増えやすくなるので気をつけなければいけません。ビフィズス菌を増やすにはどうすればいいですか?まず、ビフィズス菌入りヨーグルトやサプリメントなどの食品で直接摂る方法があります。オリゴ糖や食物繊維など、ビフィズス菌のエサになるものを積極的に摂るのも良い方法です。ビフィズス菌を減らさないようにがんばります!腸の中に数十兆個もの細菌がすんでいる腸内フローラとビフィズス菌年をとると悪玉菌が増えビフィズス菌が減るように教えてくれる先生 : 大腸先生(森永乳業 ヘルスケアスペシャリスト)聞き手:イトー君(そろそろ大腸が気になる50代。健康長寿を願って大腸のことを勉強中)大腸先生イトー※1 ヘルスケアスペシャリスト:健康や栄養のことをわかりやすく伝える活動をしている森永乳業ベテラン研究員腸内環境のこと、健康を保つために必要な大腸活についてご説明します。私たちの腸の中には、数十兆個もの細菌がすんでいます。腸内細菌はどのような働きをしているのでしょうか。のの学校学校腸腸はたらくはたらく

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