さんさん プラス 12月・1月号
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は2※2糖という言葉を聞いたことはありますか?中でも特に難消化性のものは、 胃や小腸では消化吸収されないのですよね? いため、血糖値を上げず、そのまま大腸まで届くので、大腸にいるビフィズス菌のエサになると聞いたことがあります。のように大腸まで届き、ビフィズス菌のエサになるオリゴ糖や水溶性食物繊維を「プレバイオティクス」と呼びます。では、「ミルクオリゴ糖(ラクチュロース)」はご存じですか?牛乳に含まれているオリゴ糖でしょうか?るわけではないのです。ミルクオリゴ糖とは、牛乳に含まれる乳糖を原料としてつくられるオリゴ糖です。なるほど。オリゴ糖ということは、やっぱり大腸まで届いてビフィズス菌のエサになるわけですね。リゴ糖が腸内のビフィズス菌を増やすことは、1957年からわかっていました。さらに最近、実際に人の腸内でビフィズス菌がどのように増えるのかを森永乳業が確認したのです※1。どのような研究なのでしょうか?大腸先生 イトー 大腸先生 イトー 大腸先生 そのまま含まれていそうです。ミルクオ健康な21~61歳の人イトー 大腸先生 イトー 大腸先生 イトー たちに1日当たり4 グラムのミルクオリゴ糖(ラクチュロース)顆粒を2週間摂ってもらった結果、摂取開始からわずか2日で、便の中のビフィズス菌が増えていったのです。おお、たった2日で!ミルクオリゴ糖には、カルシウムなどの吸収を促進するはたらきがあるので、骨を強くすることも期待できます。普通の牛乳やヨーグルトにミルクオリゴ糖はほとんど入っていないんですよね。どのように摂ればいいのでしょうか?ミルクオリゴ糖を配合したヨーグルトや、シロップタイプのサプリメントなどがあるので、活用するといいでしょう。そうなんだ。貴重な情報、ありがとうございました!胃や小腸で消化吸収されず大腸に届くミルクオリゴ糖がビフィズス菌を増やすわずか2日でビフィズス菌が増えた教えてくれる先生 : 大腸先生(森永乳業 ヘルスケアスペシャリスト)聞き手:イトー君(そろそろ大腸が気になる50代。健康長寿を願って大腸のことを勉強中)大腸先生大腸先生 イトー 大腸先生 イトー に聞くイトーくんはオリゴあります。オリゴ糖の消化吸収されなその通りです。こよく知らないのですが、なが~い友だち大腸先生イトー腸内環境を良くするためにはたらいてくれる善玉菌のビフィズス菌。そのビフィズス菌のエサとなるのがオリゴ糖です。今回は、オリゴ糖のなかでも腸内のビフィズス菌を増やしてくれるといわれるミルクオリゴ糖についてご紹介します。※1 出典:Microorganisms. 2022;10(9):1719※2 ヘルスケアスペシャリスト:健康や栄養のことをわかりやすく伝える活動をしている森永乳業ベテラン研究員のの学校学校腸腸はたらくはたらく

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